PSAメソッドは中距離かつ手首だけでやるべき

先日紹介したn0thingのエイム理論

n0thingによるエイム理論 - GAAブログ

によると、エイムにおいては精度の高い手首エイムが主役であり、センシ合わせは手首エイムによって狙った点を快適にフリック出来るかで行うということであった。この手首エイムを基準に決定したセンシに対して、手首エイムの可動域の狭さを拡張する補助的存在でしかない腕エイムは、慣れによって追従するというものであった。これは、腕エイムはたかだか空間をエイムするものでしかないから、仮に腕エイムにとってベストでないセンシであっても、慣れで追従出来るレベルであることを拠り所とする。一方で精度の高い調整を責務とする手首エイムには、慣れだけでなくそもそもその人固有の感覚とマッチしてるかが求められる。

的との距離とエイム法の話をする。

CS:GO ARM & WRIST MOVEMENT - Explanation & Guide

この動画で述べられていることは,

  • 近距離では腕エイムを使う
  • 中距離では手首エイムを使う

ということであり、これは近距離では画面上での距離が大きくなるから、腕エイムをしないと間に合わない場合が多いという単なる物理的な要請によるものだが、より頻度が高く、当てにくいのは中距離の方なのだからここで手首エイムを使うことには合理性がある。

さて、以上のエイム理論をもとにして以下の動画を否定する。

www.youtube.com

この動画で述べられていることは、「PSAメソッドを行う時には近距離にして腕エイムをして快適か、中距離にして手首エイムをして快適か」の両方の快適さによってセンシを絞り込んでいくということであるが、そのようなセンシは存在し得ない。手首エイムを基準としたセンシを決めるのが手の大きさ、腕エイムについては腕の長さだとして、ある異なるプレイヤーA,Bの手の大きさが同じ時に、腕の長さが同じでは一般にないからである。

ではどうすればよいかというと、PSAメソッドを行う時もn0thingの理論に従い、中距離の手首エイムだけで行うべきである。手首エイムを基準してPSAメソッドによって導かれたセンシは理論的にはフリックにおいても最適であるから、n0thingのフリックによる調整法とも矛盾しない。

まとめ

  • 中距離で手首エイムだけで揺れろ。クロスヘアがもっとも安定するセンシが最強のセンシだ