KUNは言った「原点にして頂点。それがDeathAdder」
この前の配信で、天才の閃きによりマウスの持ち方を変えたらエイムが安定した。もともと左ボタンに人差し指、右ボタンに中指を置くふつうの持ち方だったが、右ボタンに中指と薬指を置くことにした。なぜそうしたかというと、マウスをまっすぐ持ちたかったからだ。
マウスを持つ時に手の角度が曲がってしまうと、エイムに影響する。その状態で水平方向にクロスヘアを移動させるのが人体の仕組み的にかなり難しいことは明らかだろう。 例えばOWでトップレベルのエイム精度を持つRyujehongはマウスに対してまっすぐ手を被せて、腕の動きだけでエイムをしていることが分かる。彼は70cmレベルのローセンシだけど、40cmであっても基本的にはテクニックは同じで、ただスケールが違うだけというのが理想となる。
なぜおれがEC1-Aを使っていたかは以下の4つの画像を見れば分かる。図1はEC1-Aで2本指の場合だが、図2の3本指の時とあまり角度が変わらない。つまり、EC1-Aは2本でも3本でもそんなに差が生まれないマウスなのだ。一方でDAについて図3と図4を比べると一目瞭然で、図3では手がかなり曲がってることが分かる。これがおれがDAをずっと嫌っていた理由である。
図1. EC1-A + 2本図2. EC1-A + 3本図3. DA + 2本図4. DA + 3本
マウスの持ち方を変えれば最善なマウスも変わるはずだから、今持っているマウスで色々試したところ、DAとEC1-Aはどちらもプレイアブルではあるが、ややDAの方が良い、あるいはEC1-AではもうプレイしているからDAでプレイしてデータを得る方が良いという結論になり、しばらくDAを使っていくことにした。
DAの良い点は、右ボタンの右上に出っ張りがあることだ。ここがおれにとっては薬指を引っ掛けるのに役立つ。マウスを握る上で安定したポジショニングの指標となる点を探すことは安定したエイムをする上で重要となる。また、サイドについているラバーグリップも親指と小指をきっちりと固定するのに役立つ。EC1-Aの表面素材は、手汗をかくとしっかりグリップが効くのだが、手がすべすべな状態では全くグリップがなく、2本から3本にしてマウスに対するグリップを失うことを考えると、この点もマイナスだと考えた。
かぶせ持ちのプレイヤーにとって、EC1-AとDAは甲乙つけがたいどちらも優れたマウスなのでどちらを買うか迷っているプレイヤーも多いだろうから、参考になればと思う。