CSGOはローセンシのHSゲーなどと言われることがある。そして、ローセンシを行うには肘エイムないしは腕エイムで動かす部位を大きくすることが求められると信じられている。しかし実際にCSGOのプロプレイヤーを調べてみると、センシの高低に依らず手首エイムのプレイヤーがいることがわかったので共有します。
- EliGE (1240edpi): 手首固定
- s1mple (1236edpi <- 振り向き15cmくらい)
- JDM (1100edpi): 手首固定
- boltz (1000edpi): 手首固定
- fer (1000edpi <- 振り向き20cmくらい): 手首固定
- JW (960edpi): 手首固定
- Dev1ce (880edpi): 手首固定・肘浮かし
- FalleN (840edpi <- 振り向き25cmくらい): 手首固定
- Freakazoid (700edpi <- 振り向き30cmくらい): 手首固定
このように、現在トップレベルでプレイしているプレイヤーの中でも手首エイムをしているプレイヤーがいる。これは、ローセンシを扱うには肘エイムをするのが自然なことから考えるとかなり不自然なことに思える。実際に、s1mpleくらいのハイセンシならば手首エイムでも困らないだろうが、JWくらいのセンシでも振り向きには多少のだるさを感じ始めるはずだ。つまり、彼らは何らかの理由があって手首エイムをしているのだ。
それは「精度」だとおれは思っている。実際に彼らの中にはAWPerやエントリーフラガーが多く、精度の高いエイムで敵を確実にキルすることが求められているのだ。特に、手首をピボットポイントとしてしっかり固定することでAWPに必要なフリックエイムの精度を上げることが可能なのではないかと考えている。
手首を固定した方が精度が良くなるというのは当然のことに思える。それは、大きなパーツがエイムに関わることを防げるからだ。これは単に、大きなパーツは精度が悪いというのもあるし、多くのパーツが関わることでパラメータが多くなるということからも納得出来る。手首を固定してしまい、前腕の角度やひねりの介入を排除することでエイムの精度ないしは安定性を上げられる可能性が高いといえる。おれ自身、PSAメソッドを追求する中で手首を固定して行うことでPSAメソッドの結果の再現性が高まることを経験的に感じていて、今回の調査に至った。
日本人のプレイヤー・配信者の中にはローセンシなら肘エイムが絶対と断言している人(敢えて名前は出さないが察してほしい)もいるし、センシによらず肘エイムを行うのが良いと言ってる人もいるが、上の調査からそれが間違いであることがわかる。おれもそれに長く騙されていた人の一人で、自分は手首でエイムすることはOWしかしてなかった初期の時期からわかっていたのだが、無駄に肘支点にしていた。それによって前腕をあまり使わないのにも関わらずそれが意味もなくエイムに介入してしまい、また、肘を机に乗せるために肩を前に出していたことも相まってエイムの精度が悪くなっていた可能性が高い。
もう一度エイムを見直さなければならない。今後は手首固定のエイムを追求していく。日本の常識は世界の非常識。みなさんがこの記事を見て、自分の心地よいセンシ・ポジションを自由に探索してくれるようになれば幸いと思う。