DafranがOWLを1シーズンで引退した件について思うこと

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Dafranは、mechanically giftedと評されるほどトップレベルのエイムを持っているプレイヤーでもあり、ただエイムが良いだけではなく奇抜な戦法や仕草で観客を楽しませたりと、OWには間違いなく必要な愛されキャラだったと思いますが、OWLをわずか1シーズンで引退してしまいました。

2017年にスロー行為や配信中のポルノ鑑賞などでOWLから追放されたことは以前のブログで話しましたが、彼はそれから配信を続け、視聴者が常時5000人以上の大型ストリーマとして活躍し、ファンの後押しもあったのか、低迷するOWとしてもDafranによってもう一度OWを盛り上げようという意図があったのか、おそらく両方だと思いますが、新しく出来たチームAtlanta ReignにDPSとして加入することになりました。ゴーツメタのせいで、彼のソルジャーやトレーサーを見ることは出来ませんでしたが、ザリアではそのトラッキングのよさを活かせて活躍していました。ジャージの売上も、今期ナンバーワンの貢献だったそうです。

引退した理由は、想像のとおりですが、OWLのプロとしてやっていくのは疲れたからストリーマとして楽しくやっていきたいということのようです。Atlanta Reignとは今後も契約は続き(Dafran的にあまりメリットがないように思うので、選手としての契約期間がまだ残ってるからだと思いますが)、今後はAtlanta Reignのストリーマとしてやっていくようです。

おれはDafranはOWLの期間中に炊いて引退するだろうと予想してましたが、実際にはチームの敗退が決まるまでやり通したので、これは意外でしたが、もともとストイックに何かをするというタイプではないと思うので、OWLのプロとしての生活には耐えられなかったのだと思います。他にも、メンタルを壊した選手や、嫌気が刺して引退した選手はいます。前者で有名なのはEffectやTaimou、後者はSeagullなどです。

人気のある選手が選手としてのポジションをぽいっと捨ててストリーマに転換出来るというのは、OWLにとっては損失ですが、選手にとっては良い循環だと思います。SeagullやDafranのようにまだ選手として活躍出来たけど、選手が辛いとかストリーマの方が儲かるという理由でストリーマに転換することも出来ますし、OWLでは残念ながら出番はなかったけどストリーマとしてやっていけているIDDQDやMendoukusaiiのような選手もいます。

OWは、その時のメタに合わなかったら選手としては廃用になってしまったりもしますし、そういう意味でも、選手をやっていけなくてもストリーマとしてやっていくという道が拓けていることは、選手側としてはリスクの低減になります。

ただ、ストリーマに転向出来る彼らに共通していえるのは、英語が流暢なことです。例えばTaimouはOWでは人気のある選手だと思いますが、ストリームはあまり人気がありません。Mendoukusaiiの方が人気があります。彼らは同じくOWの初期から同じようなヒーローで活躍してきたDPSです。そして実は両方ともカウンターストライク出身です。どこが違うかと考えると、彼らは同じく北欧の出身なのですが、Mendoukusaiiの方がはるかに英語が流暢です。Taimouも英語は話せますが、すごく流暢というわけではなく発音にも訛りがあります。Mendoukusaiiはネイティブかと思うくらい流暢です。他には、スキルレベルは高いプレイヤーとしてはSBBがいますが、彼は英語は話せますが、ほぼ幼児レベルの英語しか話せないため、ストリームは全く人気がありません。他には同じ韓国人ではEffectなども同様です。このように、ストリーマとして何千人規模で人を集めるには、Stylishnoobのような例外もいますが、基本的には英語が流暢でないと厳しいのだとわかります。

そういう意味では韓国人のプレイヤーは、選手として活躍出来なければ本当に仕事がなくなってしまいます。だから必死で、強いのかも知れないですね。