Jakeが引退するらしい
Jakeが引退するらしい。まじか。
eスポーツプレイヤーが引退する時はこういう感じで 英語の試験に出てくるような 少し小難しい卒論を提出するのが定番になっていて、 大抵は競技シーンに疲れたしか言ってないんだけど、ファンとしては読まされるハメになる。
今回もやっぱり言ってることは「疲れた」である。
京大卒でTOEIC895点の私が、白痴のみなさんのために簡単に解説しようと思いマス。
解説
As a player, I felt that I had a responsibility to always work to improve & contribute more to winning matches. I’ve always expected a high level of effort from myself and my teammates, even in scrims and personal practice. When I felt that streaming was adding friction to my individual practice during the season, I gave it up almost entirely in order to train with greater focus.
プレイヤーとして常に向上し、ゲームに勝つことを要求されてきた。 自分と、チームメイトから常に高いレベルを要求され続け、 配信が練習にとって邪魔だと思った時は、それすらも諦めたことがあった。
I still love my teammates & wish them the best, and yes, I still enjoy playing Overwatch. In service of my own fulfillment and happiness, though, I know that I must step away from professional play for now.
僕はまだチームメイトのことが好きだし、彼らの成功を祈っている。そして、僕自身がまだOWが好きであることは間違いない。 でも、自分の人生の幸せのために、OWのプロシーンからは降りることにしたんだ。
In giving everything to grind the game, I have forcibly stagnated my process of learning, growth, and exploration that I feel allowed me to reach this competitive level in the first place.
(英語がよくわからんが)ゲームに勝つためにはプロになった頃にやっていたような工夫とかそういったものを捨てて、型通りに動く必要があったみたいなことを言ってるように思う。
As a pro player, I felt that I was just treading water trying to keep pace with the rapid pace of improvement/adaptation that is a constant in the OWL.
OWのプロプレイヤーとして 目まぐるしいメタの変化と、プレイヤースキルの向上についていくのは、 水に溺れないように足かきを続けるようなものだった。
感想
おれは以前にはJakeのエイムはクソであるということは言ったし今もその評価は変わらないけど、 おれはJakeのTwitchを見てて、 彼がOWLのトッププレイヤーであるのは、メカニカルスキルではなく、他人を統率する司令役(IGL)としてのスキルなんだとわかった。 Herbluもそうだけど、海外には、野良のチームであってもうまく統率してちゃんとOWしてしまうプレイヤーがいる。 こういうプレイヤーの配信は面白くて、自身も楽しんでいるように思う。
今回の引退についていうと、 EffectとかTaimouのようにメカニカル全振りのプレイヤーにとって、OWが面白くないというのは理解出来るのだが、 JakeのようにOWのを真に楽しんでいるプレイヤーですらも、疲れ切ってしまい引退に追い込まれるというのが意外だった。
でも彼自身がOW自体は好きで、これからも配信はやっていくと言ってるのを見ると、 彼としては、プロシーンの中で勝つための(統計データに基づいた)プレイを強要されるのではなく、 野良チームをどのように統率して勝ちに導いていくかという創造性の部分を楽しみにしていて、 そこから導き出される結論が、OWのプロシーンを辞めますということなんだろうと理解出来る。
Now that I’m formally retiring as a professional player… perhaps it’s time to resurrect the Jakerat
と最後に綴っているように、 統計データに強要されてプレイを続けるよりも、 自分が面白いと思うプレイを探していくという方向に進みたいということなのだろう。
今後配信の中でJakeがOWのどういう側面を発見していくか見ていきましょう。