オーバーウォッチは、CSでもPCでも、どんな階層でも必ず害悪プレイヤーがいる。例えば、リスポーンしては敵陣に突っ込んでいきをわざと繰り返すプレイヤーや、メイのアイスウォールで自軍を嵌めるプレイヤーがいる。
ずっとフルパーティを組んでる以外では、必ず「このプレイヤーとはもう二度とやりたくない」と思う場面がある。この要望に応える機能が必要だ。
例えばそのプレイヤーの戦績画面に「このプレイヤーとは組みたくない」チェックボックスをつけて、それにチェックすると絶対に一緒にならないなど、実装は簡単だと思う。
この機能による自明な効果は、害悪プレイヤーが自然淘汰されることである。彼らは他のプレイヤーに害悪認定され続けて、やがてマッチしなくなる。それによって自然淘汰されるのだ。これは、ブリザードが特定のプレイヤーについて回線落ちが悪質かどうかなどを判定しなくても、エコシステムがそのプレイヤーを勝手に排除するのだからブリザードにとっても得である。 害悪認定されたことをそのプレイヤーに通知したり、何人から害悪認定されたかを何日か後に遅延した上で表示するようにしてもいい。遅延は重要だ。なぜならば害悪プレイヤーはチームの他5人から同時に害悪認定される可能性が高く、即時反映されてしまうとこの害悪プレイヤーがその5人にゲームの外で嫌がらせをするかも知れないからだ。その危険性を消すためには遅延させる必要がある。この機能の効能は、そのプレイヤーに害悪プレイを反省させることである。
害悪認定はそう安易にはされないと予想している。なぜならば、安易に害悪認定をすることは自分自身のマッチングも遅くなっていくからである。だから実際にはかなりの度合いで害悪だと思わない限りは害悪認定しないはずである。
ブリザードは最近の修正で、レート500以下を表示しないようにした。これは彼らの言い分によると、レートがどこまで下がるのかに挑戦するためにわざと負け続ける害悪プレイヤーを排除するためだということだが、もし害悪プレイヤーについて真剣に考えているならば、この機能を実装してほしい。
ただ一点、この機能に懸念があるとすると、最初の認定マッチでたまたま高レートが割当たってしまった人が、そのレート帯の他のメンバーによって「下手だから」という理由で害悪認定されてしまい、結果としてレートが適性まで下がったあともう一度這い上がったとしてもマッチングがしにくくなることがありえる。しかしこの問題はまず、認定マッチのレーティングがある程度正しく働いていれば起こらない。なぜならば先に述べたように、相当な理由がない限り害悪認定はしないはずだからである。もう1つの理由としては、オーバーウォッチは1人が害悪認定されるほど下手ならばそいつがいるチームがほぼ確実に負けるから、そのプレイヤーは連敗を重ねてあっという間に適性まで落ちるはずである。だから、最初にたまたま入った高レート帯で害悪認定されたとしてもその数は少ない。だから這い上がった時にマッチングに猛烈な影響を与えることはないはずである。
もし他にも問題が見つかるのであれば安全策としてシーズンが終わったら解除されるなどしてもいい。それでもこの機能は十分に効果を発揮するから。
ぜひ検討してほしい。