おれのマウサー設定

おれは3週間前くらいからマウスを使ってCS版オーバーウォッチをしている。おれはパッドでも色々パーツ(KontrolFreekやAvenger Reflex)をつけて操作性の向上を努力したけど、パッドだとエイムに限界があって、純粋にFPSを楽しむことが出来ないと感じたためマウサーになった。おれはオーバーウォッチは単なる暇つぶしゲームだとは思っていなくて純粋にスポーツとして楽しんでいる。だから、道具によって上限が制限されるのは納得がいかなかった。

機材

XIM4を使っている

使ってるマウスはRazerのDeathAdder

マウスパッドはSteel SeriesのHeavy (暑さ6mm、大きさ40cmくらい)

【国内正規品】SteelSeries QCK heavy マウスパッド 63008
【国内正規品】SteelSeries QCK heavy マウスパッド 63008

キーボードはRazerのTartarus Chromaを買ったが合わなかったので、普段使いのHappy Hacking Keyboard Pro (日本語)を使っている。

結構金はかかった。しかし何十時間もプレイするものだから、決して高いものではない。それにおれには彼女もいないしね・・・。

設定

マウス感度

マウスの感度は「振り向き何センチか」で語る。マウスの感度はマウスの設定、XIM4の設定、ゲーム内設定などの組み合わせで決まるため、180度振り向くために何センチ動かせばよいかという結果で比較するのが都合よい。

これはマウスでプレイする上での利点でもある。例えば、新しくバトルフィールドを始めたとする。どのゲームでもセンシは同じにしたいのだが、パッドでプレイしていると、あるゲームと別のゲームで感度を同じにすることは感覚に依ってしまう。客観的な数値で同一であることを保証出来ることも、FPSをマウスでプレイすることの利点だと思う。

マウス感度は振り向き20cmにしている。参考にしたのはプロプレイヤーの数値だ。Surefourは12.8、Seagullは14.4、Taimouは17.8、IDDQDは21.9。日本人プレイヤーだとダステルボックスが振り向きで10cm程度、StylishNoobも同じくらい、元BYCMのKUNは23.5だそうだ。だから大体15cmくらいならば無難だが、まずはマウスをしっかり振るトレーニングをするという意味でも20cmと長めに設定した。パッドの上でマウスを振るという動作自体、ふつうにパソコンを使っている分にはしたことがないはずなので、まずはそれに慣れる必要がある。実際には16cm程度ならばふつうにエイム出来るが、12cmとかにすると焦ると当たらなくなる。

ボタン設定

これは色々なところで変更出来るが、マウスやゲーム内ではいじらずにXIM4の設定でいじることにした。

動作キー
アビリティ1A
アビリティ2Back
ULTScrollUp
リロードScrollDown
ジャンプSpace
殴りR
移動ESDF

試行錯誤の結果、これがやりやすかった。移動はWASDではなく1つ右にずらした。ふつうにタイピングする時のホームポジションで移動する方が間違いがなくてよい。この中で一番気に入っているのはリロードのScrollDown。これによってかなりスムーズにリロードが出来る。しかしこの設定の問題は□押しっぱなしでのピック変更が出来なくなることだが、そういう場合はコントローラを使っている。従ってこの設定はPC版では出来ない。アビリティ2をマウスのBackキーにつけてるのもかなりやりやすい。アビリティ2はマクリーのフラッシュバン、ゼニヤッタの回復オーブ、ザリアの味方シールド、マーシーの攻撃ブーストなど、ざっくりはエイムする必要があるものが多いため、マウスに設定してしまうとやりやすい。特にマーシーの攻撃ブーストは押しっぱなしを要求されるので、キーボードに設定すると移動しながら攻撃ブーストをつけるのが難しくなると思う。

エイムアシスト

100%にしている。ただどういうわけか、パッドの時のようにエイムアシストが効いてるような感じはしない。ゲーム内センシが100%だからか?

マウスにして何が変わったか

キーボード

マウサーになってまず感じたことはキーボードでの移動がしづらいことだ。これに慣れるのに2週間くらいはかかったから何十時間かはかかった。今も、パッドの方が移動に関しては操作性が良いとは感じているが、ある程度快適にプレイ出来ている。

エイム

間違いないことは、マウスはパッドよりは格段にエイムに向いた道具ということだ。パッドのエイムは加速度やデッドゾーンなどによってかなり複雑化しており、ピタッとエイムを合わせることが原理的に難しい。デュアルゾーンモードを使うとある程度は緩和されるが、動く相手に対してエイムを合わせにくくなる副作用もあるため、場合によっては悪く働くこともある。

ざっくりしたエイムに関していうと、マウスもパッドも変わりはない。もちろんラインハルトやジャンクラットではマウスは全く意味がないしパッドの方が却って良かった感すらある。ルシオもパッドの方がやりやすかった。リーパーもそんなに変わらないだろう。

一方でマウスとパッドで明らかな差が出るキャラクターとしては以下が挙げられると思う

  • マクリー: 動く相手に対して瞬時にエイムを合わせて撃たなければいけないため、命中率にかなりの差が生まれる。ソルジャーもそうだが、中距離で当てていくタイプのキャラクターはファラ落としが重要な役割になる。飛んでいるファラにピタッとエイムを落として当てるのも、マウスの方が遥かにやりやすい。
  • ソルジャー76: 身体に当てるだけならば大雑把でもいいのでパッドでもいいが、ヘッドショットに当てていくならばマウスの方がやりやすい
  • トレーサー: 素早い振り向きと精度のよいエイムを両立することはパッドではかなり難しい
  • ウィドウメイカー・アナ: パッドでこれピックするくらいならば他のキャラクターピックした方がいい

このくらいだと思う。これらは基本的に精度の良いエイムで相手をキルしていくロールなのだが、オーバーウォッチは色々なキャラがいてそれぞれにロールがある。だから、他のキャラを極めて楽しむというのであればマウスは必要ない。

練習

さきほど述べたように、おれはFPSをスポーツとして捉えている。だからハードウェアの制限がないようマウスを使い始めたし、それに伴ってエイム精度を高める地道な訓練を始めた。

www.youtube.com
  • 相手にアナ(HARD)
  • 自分はマクリー
  • スカーミッシュモード
  • ダメージ200%
  • アビリティクールタイム0
  • ヘッドショット限定

これでアナを100人ヤル時間を計測している。今は大体11分で命中率は30%弱だ。地道にエイムを向上していきたいと思う。パッドでやっていた時は、どうせパッドとかいう糞ツールに伸びを制限されるのだからやる気が起きなかったが、マウスならば理屈の上ではSurefourのようなエイムで相手を抹殺していくことが出来る。だとしたら地道なトレーニングも続けていく価値が生まれる。

マウスにしたから即エイムが良くなるというわけではなく、むしろ最初はエイムが悪かった。マウスの良い点は、訓練をすればうまくなる可能性があるという点であり、努力をしなければマウスでも下手なままというのは十分にあり得る。おれに関していうとやっとパッド時のエイムを追い越したというフィーリングに達した。

マウサー批判について

おれはマウスを使わないやつはオーバーウォッチを本気でやろうとしてないだけだと思っている。もし本気で極めようとしているのであれば、もっと良いハードウェアを使おうと思うはずだ。

XIM4とマウスとマウスパッドを買うと大体3万円になる。30万でも300万でもない。たった3万円だ。100時間はプレイするだろう?1時間たったの300円だ。その程度すら投資出来ないと思ってるならば、本気でやっていないんだ。だから批判する権利はない。ちなみにおれはパッドでやってる時代からパッドにつける装置で合計2万円は使った。それだけやってる人間がどれだけいる?やってない時点で本気でもなんでもない。

じゃあ3万円を出せない人はどうか?

まず貧乏な社会人、これはまず仕事をして給与を上げろ。それに健康であり働くことが出来るのに貧乏なのは学生時代にしっかり勉強をしてなかったせいだ。だからマウスを買う金のある人間を批判する権利はない。プログラマならオープンソースをしろ。仕事もしてオープンソースもしてオーバーウォッチもすればいい。全部やれ。ほとんどの人間は才能以前の問題として努力が足りない。1日1時間だけ勉強する?ふざけるな10時間やれ。

次に学生(特に中学生・高校生)はどうか?学生は金の代わりに時間がある。パッドでも何倍も練習すればある程度はうまくなる。社会人は時間がないから金で解決しようとするだけだ。例えば経験値を増やすために課金をしたり、アイテムを集めるのがだるいから金で買ったりする。経済には比較優勢論という考え方がある。ゲームで10時間やって手に入るアイテムが、1時間働いて買えるならば、1時間働いて買ってしまった方がいいんだ。でもまぁ学生は勉強もした方がいい。勉強をしないと大人になってからマウサーマウサーと他人を批判するだけの大人になってしまうから。

ちなみに海外でもマウサー批判というのは一応はあるけど、そんなに激しくない。むしろYoutubeなどで調べれば分かるが「今日はマウスでFPSをやる方法を紹介します」「マウスならこんなプレイが出来ます」という動画が山ほど出てくる。IT業界でもそうなのだが、欧米人というのは「良いものがあったら使う」という発想を持っている。良いライブラリやプラットフォームがあるならば調査してまず使うことから考える。一方で日本のエンジニアリングというのはまず自製することから考える。自製もパッド限定も同じく縛りプレイだ。日本は縛りプレイが好き。がんばれSM大国オナニー大好きニッポン