テレビ番組でプロゲーマー専門学校に通う19歳の青年が「20歳で1000万稼ぎたい」と言ってるのを見てネットでは
- 無理
- 現実を知らない
- お母さんが可哀想
- 母子家庭でお母さんを楽させたいなら堅実な道を歩めよ
などというコメントで叩く流れであるが、惨めな人たちだなぁと思う。およそ親に自分の夢を応援されたことなどないのだろう。元プロゲーマーで今や経済的な成功も修めたKUNですらこんなことを言っている。
動機のメイン?が母子家庭や金と言ってるのが違和感。金のためならコスパ悪いし母子家庭で云々と言うならリスクも高い。穿った見方をすると可哀想だけど、手近にあった一攫千金っぽい楽そうなゲームに飛びついた人に見えてしまう。— KUN💄💋👠美容垢 (@roadhog_KUN) January 15, 2018
おれとしては、1年後に海外のプロチームと契約して1000万円プレイヤーになるというのは語学の問題などもあるため現実的に言ってかなり難しい話だとは思うが、それでも夢を持ってゲームに打ち込んでいることは応援したいし、子供の夢を全力で応援している母親の愛にも感動する。少なくとも、ネットでこの青年を叩くゴミクズどもよりは遥かに希望に満ちていると考える。
こうやって非現実的なことを言う人を見ると、日本では反発する人が出てくる。それはその人が成功してほしくないという思いでもあるし、自分が勝手に身の程をわきまえてるからそれをその人にも強要したいという思いでもある。しかしおれは、前人未到レベルに成功する人はふつうの尺度とは少しずれてることを言うものだと思っているし、この青年がそうであってほしいと思う。少なくとも失敗してほしいとは一切思わない。
そもそも、この青年を批判することで一体何が生まれるのだ?OWWCで有名になったAKTMの配信には今も「なぜ海外に行かないんですか?」「OWLに出てほしいです」「あなたは日本の希望だ」という人が現れる。なぜAKTMは希望でこの青年は希望にはならないのかが分からない。ATKMは海外に行かないのではなく行けないのだ。オファーがないからだ。本当は日本なんかではなくよりレベルの高い海外のチームでやりたいけど、自分と同じようなやつは世界にはそれなりにいてスキル的に枠を奪うほどには差はないし、そもそも英語が出来ないから無理なのだ。では一方でこの青年はどうか?まだ19歳だ。あと3年で爆発的に伸びる可能性も否定出来ないし、死に物狂いで英語を始めとして数か国後をマスターすればチャンスがある。Cloud9などの有名チームの一員になることも不可能ではないのだ。それを不可能と勝手に思ってる人たちは自分の可能性を信じて死に物狂いの努力もしたことがないのだろう。
さらにそもそもだが、無難に生きることに何の意味がある?リスクがどうとかコスパがどうとかそんなしょうもないことばかり考えながら怯えながら窮屈に生きることが楽しいのか?おれはリスクを受け入れた上で、自分の可能性を信じて全力で突っ込んでいく方が仮に散ったとしても、人間らしいと思うけど。今後はそういう無難な人生は自動化に奪われていく。今19歳ならゲームに全投資するというのは客観的に見ても、妥当な決断だと思う。