Zowieの新しいマウスSシリーズは、 全方向のマウスの動かしやすさにフォーカスした左右対称マウスだ。
これでZowieは 3つの左右対称マウスZA,FK,Sと 1つのエルゴノミックマウスECを揃えたことになる。
今回はおれが購入したS2について紹介していきたい。
S1ではなくS2を買おう
SシリーズにはS1とS2があり、S1とS2の違いはサイズである。 S1の方が大きく、S2の方が小さい。 たぶん、ほとんどの日本人にはS2で不満がないと思う。 実際、ZowieのSシリーズを使ってるほとんどのプレイヤーは国内海外含めてS2だ。
つかみ持ち、つまみ持ち向け
形状は既存のZAとFKの中間のような形をしている。
これらがそもそもあまりかぶせ持ち向けではなく、 かぶせ持ちをしたいならECシリーズを使うのが良いだろうと思う。
同様に、S2もかぶせ持ちに向いたマウスではない。 どちらかというと手の中で マウスをコントロールしたい人向けであり、 大きいマウスほど指で動かすのは難しくなるから、 そういう意味でも、手の大きさによらずS2を買う方が理にかなっている。 だから、手が大きいであろう海外のプレイヤーもこぞってS2なのだろう。
ZAでも、一番小ぶりなZA13だけは競技エイマーの間で やたら人気があるというデータがある。 それは、指でコントロールしやすいからだろうと考えられる。
おれはこう握っている。 左サイドのボタンが親指と干渉すると言ってる人もいたが、 おれの場合、そういうことは全くない。
試しにがばっと手をかぶせてかぶせ持ちしてみると、 確かにボタンと親指が干渉するので、 文句を言ってる人はS2を使いながらなぜかかぶせ持ちしてるんだろう。
ケーブルの付け根が少し上に向いている
S2の特徴として、ケーブルの付け根が少し上に向いているというのが挙げられる。 これは公式からの図だが、S2では上図のように、ケーブルが持ち上がっている。
これは、他のマウスには見られない特徴である。
マウスのケーブルがマウスパッドに触れる問題は広く認識されていて、 それに対する1つの解がマウスバンジーで、これによって改善はするのだが完全ではなく、 人によってはさらに結束バンドでケーブルを縛って上に向けるという涙ぐましい工夫をしている人もいる。 しかしこれもこれでケーブルの根元ががっちり固定されて棒のようになってしまうのだから、 それによってマウスを振った時に少しだけ抵抗がかかるため、決して良い解とはいえない。
ユーザの声を汲み取り、 これをそもそも本体に実装したのがZowieのSシリーズの売りといえる。
ZAと違って尻上がりである
【商品レビュー】Zowie ZA12が尻上がりマウスだったらよかったで、ZA12は形は好きなんだけど、お尻がべたっとついているから手首エイムだとマウスが動かしにくいという話をした。
S2ではこれは解消されている。 写真で見ると、お尻の部分が少しだけどきゅっと上がっていることが確認出来る。
もともとZowieのマウスはEC,FK,ZAすべてにおいて お尻がべったり気味というのはあって、特にFKとZAでは顕著だったのだが、 S2シリーズではマウスを上方向や下方向に動かすことを意識してなのか、 尻上がりの形状にしてきた。
まさにこれが欲しかった。
ケーブルは硬いがやがて柔らかくなる
残念ながら、初期状態ではケーブルは硬いが、 Zowieのケーブルは使っていくと結構柔らかくなっていく傾向がある。 これについては最悪リケーブルすればよいので、さほど問題ではないが、 初期状態だとワックスで固めてるのかと思うくらいには硬い。
S2を使い始めたプロプレイヤー
CSGOのプロプレイヤーの中でもエイムに定評のあるプレイヤーがS2に乗り換えている。
- coldzera: CSGOの元トッププレイヤーcoldzeraはもともとZA12を使っていたが、今はS2を使っている。
- NiKo: NiKoは、もともとEC1-Aを使っていたが、今は新しいチームメイトcoldzeraの影響なのかS2を使っている。
- electronic: electronicはちょっと前までGpro WLを使っていたが今はS2を使っているようだ。
- REZ: betway aim challengeガチ勢のREZも今はS2らしい。
S2はもともとOWのように、上下方向のエイムが多いゲームで使われるのかと思ったが、 実はOWではあまり使ってるプレイヤーはいない。 これはもともとOWではLogicoolマウスや無線派が多いことが影響してるかも知れない。
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色々マウスを買ってきたけど、 今回はもうこれで最後になるのではないかという予感すらする。
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