はじめに
この記事では、私が使っている「CSGOのセンシをOWのセンシに変換する方法」を紹介します。
異なる水平FOVを持ったゲーム間でのセンシ変換はどのプレイヤーにとっても悩ましいことで、何を重視するかによって変換の方法は異なります。
私が重視しているのは以下の2つです。
- クロスヘアの張り付き
- 小さな距離でのフリック (マイクロフリック)
この2つをゲーム間で保つことがもっとも重要と考えています。
この方法ではいわゆる振り向きは保存されませんが、FPSにおいてもっとも重要なことは振り向くことではなく弾を当てることですから、振り向きを保存することには意味を感じていません。
モニター距離0%に基づいたセンシ変換
このような変換方法はモニター距離0%として知られています。
マウス移動距離(cm)におけるこの変換式は、
cm_0 = tan(FOV_0 / 2) / tan (FOV_1 / 2) * cm_1
です。CSGOからOWに変換する場合、FOV_0は106.26、FOV_1は103です。(OWで他のセンシを使ってる人は別途計算してください)
CSGOのセンシをOWのセンシに変換する
上の式を使えば、振り向き距離(cm)についての変換は出来ますが、ゲーム内のセンシにはどうやって変換すれば良いでしょうか?
実は、同じ振り向き距離について、OWとCSGOのセンシの間には4.0:1.2の関係があります。(CSGOのy_rawがデフォルトの0.022の場合)
つまり、上の式は、
4.0 / sens_ow = tan(FOV_csgo / 2) / tan(FOV_ow / 2) * 1.2 / sens_csgo
となり、
sens_ow = sens_csgo * 4.0 / 1.2 * tan(FOV_ow / 2) / tan(FOV_csgo / 2)
と書くことが出来ます。実際に計算すると、
sens_ow = 3.1446540880503147 * sens_csgo
ということになります。
Chromeの検索バーに右辺をそのままコピペして実際の値を入れると計算してくれるので便利です。一度やってみてください。
まとめ
この記事では、私が使っているCSGOのセンシをOWのセンシに変換する方法について紹介しました。
今回紹介した方法は、CSGOとOWの間だけでなく、他のゲーム間についても、
- センシが正比例の関係にある
- 水平FOVがわかっている
場合において数値を入れ替えるだけで使い回せます。他のゲームをやっている方はぜひ試してください。