【商品レビュー】Tobiiのアイトラッカーがすごすぎる件

配信を少し面白くしようと思ってアイトラッカーを買った。

StellSeriesが出してるSentryというのは、これの1世代前のものをOEMして出した製品で、Amazonで買えるものの中ではおそらくこれが最新だと思われる。今回買った製品で、配信に視線を載せるというレベルでは十分なレベルにあるため、アイトラッカーが欲しい人は次を待たずして買ってしまっても良いと思う。というか猛烈に売れているわけではないだろうし次は出ない可能性が高い。

セットアップは簡単で、OBSと連携させるのは以下の公式ブログが役に立った。Tobiiのソフトウェアの出力をゲーム画面として取り込み、背景を透過させる設定をチェックするだけで良い。

How to set up Tobii Ghost

アイトラッキングの有名なテストとして篠崎愛の写真を見るものがある。男としては当然やっていく必要がある。

見てもらえば分かるとおり、顔や胸など見てるところにきちんと視線が行ってることが分かると思う。この精度はさすがに視線だけでFPSが出来るというレベルではないが、索敵など補助的な要素としてアイトラッキングを使っていくには十分だと思われる。実際に現在プレイ中のFarCry5ではTobiiのアイトラッキングデバイスを使ってプレイの一部を行うことが出来る。

肝心のゲーム配信への応用だが、CSGOの1vs1をやってみたものが以下

1vs1 with アイトラッキング

結論を言うと、CSGOではアイトラッキングはそこまで面白い要素ではないと思う。なぜならばCSGOではプリファイアを慎重にしながら動くことが重要であり、クロスヘアを置いてない場所を見ていたら間違っているからである。この動画でも基本的にはクロスヘアと視線が一致していて、そうでない場合は物陰に隠れながら目で索敵しているときくらいである。MMではほとんどの場合、視線とクロスヘアが合わないのはミニマップとキルログを見る時くらいになると思う。

ではどういうゲームではアイトラッキングが特に有用かというと,

  • バトロワ系 (PUBG、フォートナイト): 配信者がどのように索敵しているかを視聴者に示すことに大きな意味がある
  • オーバーウォッチ: 敵や仲間のライフの確認など、クロスヘアを合わせないまま行う作業が多いため意味がある
  • MOBA系 (LoLなど): やったことはないがたぶん意味がある

が挙げられる。おそらくCSGOやR6SなどのゆっくりとしたFPSはアイトラッキングの恩恵がもっとも小さい部類だろう。

価格は2万円と少し高いが、性能には満足している。まぶにゃんなどバトロワ中心にやっている配信者にはぜひ導入してもらいたい。