VCでマッチ中にしてはならないこと

OverwatchにはVC(ボイスチャット)がある。このVCは、チームが連携をとるためにあるが、チームの士気を下げることも出来るし混乱させることもある。ランキング順に列挙する。

1位 罵倒・ためいき

下手なプレイをしてる他プレイヤーに対して罵倒したりためいきをついたりするのは絶対にやってはいけない。なぜならばそうしたところでチームの勝利にとっては何の貢献にもならないからである。

罵倒しても自分の気が晴れるだけである。もし罵倒したいならばマッチが終了してからすべきである。このような行為の結果得られるものは、チームの士気の低下だけである。もちろん、士気が低下しようがしまいがチームの勝ちに対してベストは尽くすのがプロフェッショナルな態度であるが、だからといって意味もなく士気を下げる意味は全くない。

罵倒することによって、「自分はうまくやってる」ということを誇示したいのかも知れないが、他人から見ればあなたも、その下手なプレイヤーも同等である。

2位 反省・後悔

これは勘違いしてる人が多いからはっきりさせておく。マッチ中に反省をするな。「なぜあそこでバリアを張れなかったんだろう」「なぜファラをちゃんと撃ち落とせなかったんだろう」

どうでもいい。その「なぜ」に対する答えは常に「あなたが下手だから」だ。それ以外には存在しない。

もしかしたら、反省していることによって自分には向上心があり、勝ちに対して真摯に考えていることをアピールしたいのかも知れない。だけどランクマはあなたの練習の場ではなく、結果がすべてだ。反省は、結果が出てからすればいい。本当に向上心があるならば、仮に勝ったとしてもより良く出来た点を見つけて、それを修正していくことが出来るだろう。

VCでオナニーをするな。

3位 正確でない情報を流すこと

「トレーサー後ろ後ろ!!」「上ファラ上ファラ!!」

後ろってどこだ?上ってどこだ?VCはリアルタイムの情報を流す場所であるから、聞いてすぐに一意に解釈出来る情報だけを流さなければ他のメンバーが却って混乱するだけだ。もしかしたら他のメンバーは必要ないのに自分の後ろを振り返ってしまい、その瞬間に前から攻撃されるかも知れない。

もし情報を流すならば、「コントロールにリーパーが入った」「右奥の部屋にタレットがある」「マーシーカット」「ゴリラミリ」など、有益でかつ明確が情報のみを流さなければいけない。さらにいうと、仮に正確な情報であったとしても、チーム全体にとって有益でない情報は流すべきではない。有益な情報というのは、局面を有利にしたり、連携をとりやすくするための情報である。

総括

野良パーティにおいてはほとんどの場合、VCは害悪となる。たまにはVCがうまく行くこともある。しかしその他のほとんどの場合は役に立たないし意味のない情報が入ってきたりして鬱陶しいだけである。野良でやるときは常にOFFにすることをオススメする。

もしONにするのであれば、他人のプレイを褒めるのみにした方がよい。これは有益だ。さきほど、プロフェッショナルであれば気分によらず最善を尽くすはずだと言ったが、野良パーティにいる人間はプロフェッショナルでもなんでもないし、FPSなんかやってるやつは大抵の場合は社会的クズであるからゲームに対してもプロフェッショナルになれるはずもない。彼らは勝ち馬に乗りたいと思っている。大企業に入って安定的に過ごしたい、金持ちの男と結婚して何不自由なく過ごしたい。そういう精神性の人間は、このマッチは勝てると思うとやる気が倍増し、逆に勝てないと分かると捨てプレイに走ったりするのだ。 常にプレイを褒め、なんとなく行ける感じを醸し出しておくことが、彼らをコントロールするには大変有効である。

Surefourは大会後のインタビューで「おれはうまかったけど他のやつらが糞だった」と言ってしまい問題となった。しかし結局許されて、今もCloud9にいる。Surefourレベルになってはじめて、マッチ後に文句を言うことが許されるのだ。それ以下のプレイヤーは黙って今日も明日もマウスを振り続けるのみである。


Surefour: 'I think I played fine personally, but I guess our team chemistry wasn't there'